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フェルミエ ・ロゼ(ピノ・ノワール&ピノ・グリ) 2019
ロゼワイン
辛口日本・新潟
品種:ピノ・ノワール、ピノ・グリ
【ワイナリー資料】◼︎ フェルミエ 自園のピノ・ノワールとピノ・グリのロゼワイン
〜新潟を日本のプロヴァンスに?〜
新潟は海に面した温暖な砂地土壌ゆえに、私達が注目している産地は南仏です。新潟と同じように酸が穏やかで赤ワイン用のぶどう品種であってもタンニンが柔らかいワインの産地だからです。南仏ではそれぞれのAOPで良質なロゼワインが造られます。地中海の魚介類との相性は言わずもがな、野菜やお肉料理にも万能なワインです。
南仏のロゼワインは一部の高級ワインからテーブルワインまで広くフランス国中や海外に流通しています。今やフランス国内でのワイン消費量においてロゼは赤ワインに次ぐもので白ワインのそれを上回ります。フェルミエの畑では2つの系統のピノ・ノワールを栽培してます。
ⅰ)「ピノ・ファン」と呼ばれる小粒のディジョンクローン(仏ブルゴーニュ系)
ⅱ)多産型のクローン上記 ⅰ)のピノ・ノワールでは少々ストイックに(笑)、新潟の海と砂のテロワールが現れるピノ・ノワールのワイン造りにチャレンジしております。そして、南仏に似た新潟の立地やテロワール、フェルミエのレストランの坂井シェフのハーブやスパイスをふんだんに使用する香り高い料理との相性なども踏まえ、上記 ⅱ)のピノ・ノワールと、その隣で栽培するピノ・グリをブレンドしてロゼワイン造りにチャレンジすることにしました。
液抜きによる所謂”セニエ法”ではなく、48時間低温で浸漬したマストをプレスして得た果汁を清澄後に発酵させる手法で醸造しました。例えば南仏ではグルナッシュやムールベードルが香りや深みを与えてくれますが、砂地土壌のピノ・ノワールに香りを、ピノ・グリには重心の下支えを期待しました。極力淡いサーモンピンクの色調でドライでクールな(坂井シェフの料理ともマリアージュする)ガストロノミックなロゼワインがターゲットです。
2月にロゼワイン造りに取り組んでいる南仏の5つのAOPのシャトーを視察してきました。本日リリースしたロゼワインはこの視察の前に仕込んだものです。本格的にロゼワインの醸造に初めてトライすることにより生じた課題や疑問、それに対する仮説。これらを南仏での視察により解決/確認することができました。今後もピノ・ノワール&ピノ・グリでのロゼワイン造りを続けたいと思いますので、この経験がさらにフェルミエのロゼワインのクオリティを持ち上げてくれるものと確信しております。最近では新