フランス旅、3日目、4日目。
【3日目、4日目。】
3日目、12軒 4日目、10軒 怒濤のシャンパン造り手訪問の2日間が無事終了! まずはエペルネ北東側のアイ、ブジー、アンボネ、ヴェルジーといった特級畑地帯から、モンターニュ・ド・ランス北部のRMがひしめく1級畑までピノノワール主体地域へ。
『この地域はピノノワール主体』 としか教科書では習わないけど、南から北上しながら一軒一軒飲みすすめていくと、ピノノワールとひとくくりにできない味わいの違いがはっきりと分かる。
そして、次の日はエペルネから西へ。 ヴァレ・ド・ラ・マルヌと呼ばれる一帯はたしかにヴァレ(谷間)だけあって朝は10m先も視界がきかないほどの霧に包まれていた。この霧に強いのがピノムニエ。
私が今回最も訪ねてみたかった『フランソワーズ・ベデル』さんのビオディナミ のピノムニエの畑は、想像以上にイキイキしていた。
最後はエペルネから南に伸びるシャルドネの地域コート・デ・ブランへ。
22軒でほぼシャンパーニュを一周することができて、知識として頭にあったものが目と舌で体験できた、濃密すぎる2日間。
どの造り手さんもつい2、3日前に収穫を終え、発酵が始まったばかり。プチプチと発酵の音がタンクや樽から聞こ えて、ワインは生き物だと実感する。そして、どの醸造所にも二酸化炭素が立ち込めていて頭がクラクラする。 (今でも毎年2〜3人が醸造中に亡くなるというので、ワイン造りは命がけ!)
さらに19世紀につくられた地下セラーでは白亜の石灰質土壌がゴツゴツとむき出しになっているけど、触ると実はしっとりと紙粘土みたいに柔らかい。そしてマグナムの動瓶作業はめちゃくちゃ手が痛い(笑)。 などなど、、、
舌だけでなく、五感すべてでシャンパーニュを満喫。
22軒の造り手さん、ありがとうございました。顔が見えるシャンパーニュ、それぞれの想いを大切に紹介していきたいと誓った2日間でした♡
さて、明日は早朝5時出発でジュラ地方の街アルボワへ!