フランス旅、7日目午後。
【7日目、午後。】
南の太陽、キター!(笑) 只今、収穫の真っ最中。
南ローヌ地方、ヴァントゥー山の麓のブドウ畑一帯は自生のローズマリーやタイム、ミント、フェンネル、オリーブの樹が入り組みながら広がっている。
畑に立つとむせかえるようなハーブの香り、ジリジリと照りつけて目も開けられないほど眩しい太陽、ゴロゴロと転がる小石の土壌からの照り返しで足元も暑い!この環境でブドウは力強く肉厚に完熟する。
でも、ダウンジャケットを着ているマダムにお気づきですか?
この地域はミストラルという強い風が吹いていて、体感温度は実は15度くらい。この風が湿気を飛ばし、病害を防ぎ、ブドウを守っている。
ローヌワインは、この風景がそのままワインに反映する。ハーブとスパイス、オリーブの香り、果実を煮詰めたような完熟感、それを支える程よい酸と骨格。
産地の風景と連動する味。
そこがなによりも、私がローヌワインを好きなところ!