＜＜カーブドッチワイナリーの商品ラインナップ
　３つの柱をなすシリーズの3本セットです。＞＞

白ワイン：セパージュシリーズ　アルバリーニョ2024
白ワイン：ファンピーシリーズ　白　2024
オレンジワイン：どうぶつシリーズ　いっかく 2024

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【セパージュシリーズ アルバリーニョ2024】
白ワイン
辛口
日本・新潟
品種：アルバリーニョ100%
 
【解説】
『品種個性とテロワールを忠実に表現をすることを目指しているセパージュシリーズ。カーブドッチの代名詞ともいえるアルバリーニョです。ワイン産地においてその土地に合ったぶどうというのは、病気にならず(手がかからない)、収穫量が多く、その土地でしかでない香りや味わいを持っているという条件を兼ね備えています。
 
スペインのリアスバイシャスでは「海のワイン」として知られるアルバリーニョですが、新潟とも年間降水量が近く(両地ともに1800ｍｍ前後)、海に近いの水はけのよい土壌で栽培されています。私たちの砂地土壌で育つアルバリーニョも全くと言っていいほど手がかからず(栽培の難しいシュナンブランやリースリングと比べると1/4分以下)、収穫量も多く、私たちの土地でしか出ないジャスミンや凍頂烏龍のアロマが現れます。2024年は新潟市では8月の降水量が53mmと平年(過去10年の平均降水量146.9mm)を大きく下回る天候に恵まれ、白系品種にとっては素晴らしいヴィンテージとなりました。
 
味わいはジャスミンや凍頂烏龍、白桃の気品ある香水のような香り、奥にはディルやクローブ、バニラも感じられます。口に含むと品種由来の酸味と苦み、豊かな果実が心地よく、ノーブルなアロマと相まって余韻まで長く香ります。砂地土壌の軽やかさがありながらも薄さを感じさせない緻密な味わいを持っています。この素晴らしい品種個性とテロワールを忠実に表現するためにステンレスタンクのみでシンプルに醸造しています。
 
さらに今年は一部を天然酵母で発酵させました。天然酵母由来のふくよかなミドルが加わったことでこれまでより一回りスケールが大きく仕上がりました。砂地土壌の真骨頂ともいえるアルバリーニョをどうぞお楽しみ下さい。
（醸造責任者 掛川史人）』

【ファンピーシリーズ 白 2024】
白ワイン
辛口
日本・新潟
品種：デラウェアとナイアガラをベースに甲州、ソーヴィニヨンブラン

【解説】
『食用ぶどうの可能性を追求すること、そして楽しくてハッピーな味わいを目指しているのがファンピーシリーズです。
 
2024年はデラウェアとナイアガラをベースに甲州、ソーヴィニヨンブランを少量アッサンブラージュしています。品種それぞれを個別に醸造し、天然酵母と培養酵母を使い分けて味わいのキレと果実味をつくっています。
2024年は青デラの比率が高くなりました。青デラといってもカリカリに酸っぱいデラウェアではなく少し早摘みのデラウェアくらいなので酸っぱすぎず、全体を少しシャープにしてくれています。
 
そしてファンピーシリーズの味わいのキモとも言えるのが、ラブルスカとヴィニフェラのアッサンブラージュ。食用ぶどうに極少量のヴィニフェラを加えることで華やかでありながらもしっかりとワインの余韻が続きます。今年もたった6%のソーヴィニヨンブランが加わったことでファンピーらしい仕上がりになりました。
 
グレープフルーツ、ライム、りんご、アーモンドなどの香りと白ぶどうの豊かな果実味、穏やかな酸味と青りんごの香りをまとった余韻が伸びやかに広がります。抜栓1週間後でも味わいが落ちることはなく安定しています。
 
酸味と果実味のバランスが良いのが今年の特徴。ジューシーな飲み口が心地よく、ファンピーらしいストレスのないガブガブ飲める仕上がりになりました。しっかり冷やして屋外の気持ちよい広場やテラスでお飲みください。（醸造責任者 掛川史人）』
 

【どうぶつシリーズ いっかく 2024】
オレンジワイン
辛口
日本・新潟
品種：北海道余市産ケルナーと山形産ソーヴィニョンブラン
 
【解説】
『どうぶつシリーズは醸造家掛川氏の趣味にはしったワイン達。そのため通常のカーブドッチワインとは味わいが少し異なります。優しく体に染み入るようなワインを目指して造りました。
 
北海道余市産ケルナーと山形産ソーヴィニョンブランを使用して造るのがオレンジワインのいっかく。それぞれの品種を約2週間のマセラシオン（醸し）で仕込み、果皮や種から引き出される旨みとともに、身体にやさしく染み入るような味わいを目指しました。
 
2024年は品種特性を前面に、オレンジワインのニュアンスは軽くまとう程度に留めました。プレス後はステンレスタンク内で発酵終了を待ち、その後木樽にて熟成させました。ケルナー由来のとろりとしたマスカット香に、ソーヴィニヨン・ブランの生姜っぽさが重なり、爽快感と奥行きのある風味が楽しめます。
（醸造責任者 掛川史人）』