Prêt-à-porter de Vin/おまかせプレタポルテ
絶対おすすめ!
おまかせワインセット:12,000円〜20,000円(税別)
弊社は『花束を買うようにワインを買う。』という、
価格も本数もあなた次第のオリジナルコーディネート販売
を承っていますが、この企画では『これは絶対おすすめ』というワインたちを
おまかせプレタポルテ(高級既製服の意)
と題してお届けします!
年間約2000種類を超えるワインを味わう私山田が、
日々の買付けで出会う素晴らしいワインたちの
なかからとっておきワインだけをチョイスするスペシャルセット。
月ごとに変わるラインナップを12,000〜20,000円にて
最多6本。お届けする本数も毎月変動します。
1本1本によりこだわる月には
3本〜5本の場合もございますがご了承ください。
そんな贅沢なワインはちょっと・・?
いえいえ、こういう想いの詰まったワインをぜひ、知ってください。
お約束するのは
【感動の味わいとストーリー】
【ワクワクするようなワインとの出会い】
お任せください。そして、お楽しみに♡
※頒布会のようなシステムではございません。ご注文は気に入った月だけ。
************** 今月のプレタポルテ **************
4本セット:12,900円(税別)※通常13,600円のところ
ロゼスパーク1本、白ワイン2本、赤ワイン1本
受付締め切り:2018年4月12日(木)23:59まで
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↓↓↓ 今月のラインナップはこちら ↓↓↓
《すでにワイナリー完売!》
ポップで憎らしいほど可愛いヤツがやってきた♡
にごりワイン専門ワイナリー<滋賀・ヒトミワイナリー>
若手女性醸造家、デビュー作。生産わずか1000本。
『初めてのセルフプロデュースで、
まずは自分が好きなテイストで造ろうと思いました!』
【1】ヒトミワイナリー・La vie Popラ ヴィ ポップ ロゼ 2017
Hitomi Winery La vie pop Rose
【色】ロゼスパークリング750ml 【産地】日本・滋賀県【ブドウ品種】山形県産スチューベン、シャルドネ
【味わい】辛口 【希望小売価格】2,000円(税別)
【その他情報】酸化防止剤無添加。要冷蔵。アルコール度数10% 全生産量1000本。
昨年の4月から、東京・二子玉川の蔦屋家電さんで「見て、聞いて、飲んで知る!日本の新興ワイナリー」という日本ワインを応援するイベントを定期的に開催しています。なぜ家電屋さんで??そもそもオープン当初はワインセラーの販売スペースだったところに、セラーを買いにきたワイン好きな方にワイン自体もお売りしたい、ワイン自体を知っていただくイベントを開催したいという流れでした。
”ブーム”という言葉と共に近年注目されている日本ワイン。1年に10軒以上のペースで新しいワイナリーさんが日本各地にできるなか、出身地や思い入れのある土地、はたまた縁もゆかりもなくても日本ワインというだけで日本国民の私たちは応援したくなるのはごもっとも。しかし、まだまだ質の高いワイナリーの商品ほど品薄で、出会う機会が少ないのも現実。だからと言って、新作リリースのタイミングに常に目を光らせ、アイドルの追っかけのように醸造家さんのトークイベントをチェックしていなければ出会う機会すらないとなっては、"ブーム”の先はないと感じています。もっと広く、極端に言えば「えー?日本ってワイン造っているの?」くらいのトーンのワイン好きさんにも、気軽に日本ワインに触れる機会を、と思っていまして、それで家電屋さんとか、時にお花屋さん、時に銀行さんなど一見ワインと関係のない異業種さんのスペースをお借りしてイベントを主催しています。
で、前置きが長くなりましたが、、
こちらのロゼスパークリングワインは、第8回目のゲストとしてご登壇くださった滋賀県・ヒトミワイナリーの若手女性醸造家・佐藤 湖衣(こい)さんが手掛けたワイン。「にごりワイン専門」として知られるヒトミワイナリーさんの創業は1991年と比較的古株で、すでに一定の人気とブランディングが確立されて
います。そんなヒトミさんに佐藤さんがご入社されたのは2年前。実はヒトミワイナリーさんのワインを飲んで「えー!こんな美味しいワインが日本でもできるんだ!」と感銘を受けて入社希望をされたそう。
まだまだ歴史の浅い日本ワイン界で、こうして次の世代を担う方々が日本ワインの味わいに感動して醸造家を目指すという事実。少しずつ、一歩ずつ、歴史は積み重ねられているんだなと感慨深いものがありますね。
そんな2年目の佐藤さんが初めてセルフプロデュースを任されたワインがこちら!!
若さと女性らしさがギュウギュウに詰まった、超元気なワイン!開栓の時の泡も元気元気。笑)
こちらの商品を含むため、今月のプレタポルテはまだ4月ですがクール冷蔵便でお届けします!
もうすでにワイナリーさん完売だそうで、お見逃しなきよう!佐藤 さんの思いのタケはこちら♡
『ロゼを造ろうと思ったキッカケは、ヒトミワイナリーでは40種類以上のワインを造っているにも関わらず、ロゼが1種類しかなかったからです。そして、フランスのバカンスでニースに行ったとき、皆が外でロゼを楽しみながら飲んでいる空間が素敵で個人的にロゼを好きになりました。 初めてのセルフプロデュースで、まずは自分が好きなテイストで造ろうと思いました。 最近はだんだんとお酒を飲まない人が増えてきて、私たちと同じ世代の人達にも、もっと身近に日常的にワインに触れる機会をつくれるようなモノを作りたいと思いました。 農家さんが心を込めて作ってくれたブドウをピュアにまっすぐに作りたいと思いました。それぞれの個性を活かしながら、女性らしい柔らかいニュアンスも表現したいと思い作りました。』
ナチュラル南アフリカワイン専門インポーター
《THE AFRICAN BROTHERS》誕生。
『兄弟のように付き合える造り手のものを大切に売り続ける』
という信念のもとに。
日本ワインは、誰が造ったか?
海外のワインは、誰が、どんな想いで輸入したか?
そこ大事。味わい以上の付加価値はそこに。
【2】ラムズフック・シュナンブラン 2013
Lammershoek Chenin Blanc
【色】白ワイン750ml 【産地】南アフリカ・スワートランド
【ブドウ品種】シュナン・ブラン100%【味わい】辛口【希望小売価格】3800円(税別)
私が思う”日本ワイン最大の魅力”、もちろん味わいの特徴をあげることができる銘柄もありますが、全体に共通している魅力は、造り手さん本人に会いに行ける機会が圧倒的に多い、そして日本語で直接正確な情報を聞くことができる、ということだと思います。
ワインは単なる飲み物、”商品”である以前に、そこに介入する人の顔と手が大きな影響を及ぼす”生き物"に近いと思ってまして、その【生みの親】に直接会えるなんて、やっぱり最大の魅力ですよね。
では、輸入ワインではその感動は感じられないのか??
いえいえ、輸入ワインには輸入ワインなりのストーリーがあって、それはいわば【育ての親】ストーリーでしょうか。育ての親、つまり現地でそのワインの可能性に魅せられてここ日本へ届けると意思決定してくださったインポーターさんの横顔です。
このワインのインポーター『THE AFRICAN BROTHERS』の代表は、愛知県名古屋市で長年酒屋さんを営む大岩秀彦さん。とある南アフリカワインとの出会いが衝撃的すぎて、輸入業(インポーター)を始めようと一念発起。実はそのワインの造り手こそ、今回ご紹介のラムズフック、だそうです!
「僕にとっては最高の生産者クレイグ・ ホーキンス。
ラムズフックは南アフリカのワインを輸入するきっかけとなった 思い出のワインです。
それは、6年前の2012年の秋に南アフリカの大きな展示会に参加し、 展示会の前のパーティで数百種類のしっかりとした濃いワインばかりを 試飲して疲れ果てていた時に、今までに飲んだことのない旨みたっぷりの 優しい液体、それがラムズフック、クレイグホーキンスのワインでした。」
急に現実的な話ですが・・
インポーターを立ち上げるのと、日本でワイナリーを立ち上げるのと、どっちがお金かかかる?!
たぶん・・同じくらい、、いずれにしても、どちらも相当な額です。相当な覚悟がなければ、普通、やりませんよ、本当に。それだけ強い想い、それだけ暑苦しいほどの愛だということです。笑)
『暑苦しい想い?!たっぷりありますよ!笑)』
そう言って、まだまだたくさん聞かせてくださった『育ての親』の想い、じっくりと読みながら、このワインの味わいを堪能していただきたいです!!
『ラムズフック、クレイグのワインは、今までの南アフリカのイメージを覆すほどの透明感というか旨み、優しいけどコクがある、疲れないといったワードがピッタリで、かといって、当時のフランスやイタリアの、今でいうナチュラルワインのマイナスな要素がなく、誰にでも受け入れてもらえるところに本当に感動してそれを伝えたいと思ってしまったのがきっかけです。その南アフリカのナチュラルワインの魅力にとりつかれてしまい、いろんな若手に出会い、彼らと一緒に成長していこうと単純に思ってます。』
『今こそ、ニューヨークワインの時代がやってきた!』
冬場はマイナス20度の極寒の地。
でもそれが、冷涼エレガントなシャルドネの生む秘密。
偉大なる湖の存在がそれを可能にする。
《生産量わずか384本のみ》
世界のトレンドの発信地NYの超一流レストランしか扱えない希少ワイン。
【3】エレメント・ワイナリー シャルドネ 2014
Element Winery Chardonnay
【色】白ワイン 750ml 【産地】アメリカ・ニューヨーク州 フィンガーレイクス【ブドウ品種】シャルドネ100%
【味わい】辛口【希望小売価格】5000円(税別)【その他情報】補糖・補酸なし。天然酵母。
他にもまだまだいますよ、熱い想いの【育ての親】。笑
ニューヨークワイン専門インポーターとして2012年に創業されたGO-TO WINEさん。
世界のワインのトレンドは、完熟感たっぷりの濃厚ワインより『冷涼ワイン』『クールクライメット』などという言葉と共に、よりエレガントで繊細な味わいを求める傾向にあります。その流れに乗って、地球の気候変動とともにこれまで寒すぎてワイン産地としては不向きとされた場所が注目をされ始めていますが、ニューヨークはまさにそんな場所。GO-TO WINEさんはいち早くその傾向をつかみ、でも創業当時は相当な覚悟と賭けだったと思うのですが、それもきっと熱い想いに背中を押されたのでしょうね、今では『ニューヨークワイン=GO-TO WINEさん』の方程式はワイン業界では常識となっています。
本日ご紹介の「エレメント・ワイナリー」は、ニューヨークではちょっとした有名人マスター・ソムリエのクリストファー・ベイツさんがこだわりのワインだけを醸す超小規模ワイナリー。年間の全生産本数でも1万本程度という極少量生産で、ニューヨークのごく一部のショップや、超一流レストランにひっそりとオンリストされているという希少ワインです。
フィンガーレイクスという11の湖が人の手の指のように並ぶ産地、真冬はマイナス20度にもなるという極寒の地ですが、この湖がブドウ栽培とワイン造りに大きな影響を与えているのだそうです。面積や水深、斜面の角度の違いによって微妙に気候条件が異なり、必然的にこの湖周辺にはこの品種というように栽培に適している品種も若干違いがあるのですが、11の湖のうち最も大きく最も深いセネカ湖の東側の急斜面が、今回ご紹介のシャルドネの栽培地としては秀逸とのこと。
なぜならば、セネカ湖が最大・最深のおかげで周囲の気温が安定しやすく、北からの冷涼な風はセネカ湖の西側から湖上を通り抜けて東側へ、直風に晒されることなく湖が天然の温度コントロール機能を果たすのだと言います。とはいえ、夏はそれなりの気温の上昇と日照時間に育まれるためブドウはしっかりと完熟し、冬場は湖のおかげで程よく美しい冷涼感を育み、結果、素晴らしいバランスのシャルドネに仕上がっています。
既存の銘醸産地のように歴史的に証明された優れたテロワールではなく、新興産地ゆえに考察と実践、失敗と経験という人の叡智によって判明した優れたテロワール。なんだかね、飲んでてワクワクしますよ♡
「エレメント・ワイナリー」のワイン自体、知る人ぞ知るごく少量生産のワインたちですが、このシャルドネは、中でも、中でも、特に、極少!笑)わずか384本の生産本数。日本で手に取ることが奇跡に近い逸品、どうぞご堪能ください。
日本生まれの葡萄・小公子100%
大地の味わい。春の芽吹きの味わい。
なんだか深遠な味わいに感じるのは出雲のイメージ?気のせい?
だとしても、やっぱり《身土不二》日本人にしか感じない何かがあるはず。
【4】奥出雲ワイナリー 杜(もり)2017
Okuizumo Winery MORI
【色】赤ワイン750ml【産地】日本・島根県【ブドウ品種】小公子100% 【味わい】ミディアムボディー
【希望小売価格】2700円(税別)
一番目にご紹介した滋賀・ヒトミワイナリーの佐藤さんは本格的にワイン醸造の世界に入って2年目という、醸造家としても味わいもまさにフレッシュなワインでしたが、こちらは対照的。島根県・奥出雲ワイナリーの醸造長・安部さんはこの道約30年の大ベテラン!蔦屋家電のイベントにも、第7回目のゲストとしてご登壇くださいました。
奥出雲ワイナリーは、出雲大社で知られる八百万の神々が集うと言われるこの地に1990年から創業。ワイン事業部をイチから作るところから安部さんは携わって来られました。まだまだ現在のような追い風の時代ではなく、相当なご苦労と挑戦の日々だったと想像します。創業当初は、農薬をできるだけ使わず健全に育てられるブドウを作り出すことを目指して、山葡萄系品種の栽培に力を注いでいました。しかしやはり市場の人気の傾向なども考慮に入れ、またシャルドネやカベルネの栽培も思った以上に順調だったことから、現在では様々な個性のワインが造られています。
でもやはりこのプレタポルテで飲んでいただきたいのは、奥出雲ワイナリーのフラッグシップ品種『小公子』。山ブドウ研究家である澤登晴雄氏が開発した、中国やヒマラヤ、 日本産の山ブドウを掛け合わせて作られた交配品種。病気に強く、色ノリがよく、糖度も十分にあり酸も落ちないという優等生な特徴を持っているそうです。
奥出雲ワイナリーさんの造る小公子100%の赤ワインはその名も『小公子』とこの『杜』があり、『杜』は樽熟成期間を経ないために毎年先にリリースされます。こちらはリリースされたばかりの2017年産。色が濃く、一見濃厚なワインに思えるのですが高い酸の印象があり非常に口当たりはフレッシュ。それでいて、軽やかでなく存在感十分、果実味というより土の香り、山菜やタケノコなど土に近い春の食材のニュアンスがあります。
澤登晴雄氏は著書の中でこう書かれています。
『良質なワインを作ること。外国からの輸入じゃない。日本の風土で育ったブドウで作ること。これが私の悲願でしたなぁ。日本の風土で育ったブドウと言ったら、それは山ブドウですよ。(中略)身土不二といってね、身体と土は分けるべきじゃないんです。身体は、その土地の環境の中で生かされているんだから、その土地で出来たものを食べるのが一番いい。』(ワイン&山ブドウ源流考 より)
八百万の神々が集う土地で出来たブドウ、そしてワイン。ご堪能ください!